規模の大小を問わず、ほぼすべての企業がグラフィックデザインをビジネスに活用していることでしょう。社内にグラフィックデザイナーがいることが理想ですが、それが常に可能とは限りません。Canvaなら、デザインの専門知識がなくても魅力的で印象的なデザインを簡単に作成できます。
グラフィックデザインのスキルの向上や簡単な作成を目指すなら、Canvaはワンストップソリューションとして機能します。写真やロゴから書籍の表紙や動画編集まで、Canvaは幅広いプロジェクトに対応します。
ビジネスニーズに合わせてCanvaを使い始める方法をご紹介します。
Canvaとは?
Canvaは、ユーザーが幅広いビジュアルコンテンツを作成できるグラフィックデザインプラットフォームです。ソーシャルメディア用グラフィック、プレゼンテーション、ポスター、文書、その他ソーシャルチャネル、ウェブサイト、マーケティング素材向けのビジュアルなどが含まれます。
Canvaは、グラフィックデザインの経験の有無にかかわらず、使いやすいドラッグ&ドロップインターフェースを特徴としています。ログイン後、作成したいプロジェクトの種類を選択し、数千のカスタマイズ可能なテンプレートから選択できます。また、カスタムグラフィックや独自の画像をアップロードして、新しい素材をブランドと調和させることも可能です。
Canvaの料金は?
Canvaは多くの無料機能を提供していますが、プランをアップグレードするとさらに多くの機能が利用できます。料金と機能の概要は以下の通りです。
Canva無料版
Canvaの無料版では、ソーシャルメディア投稿、プレゼンテーション、チラシ、招待状など、様々なタイプのコンテンツ用のカスタマイズ可能なテンプレートの膨大なライブラリにアクセスできます。また、300万点以上のストック写真やその他のデザイン要素にアクセスでき、カスタムデザインの作成が簡単になります。さらに、無料の動画エディターも利用できます。
さらに、トリミング、リサイズ、フィルター適用などの基本的な写真編集ツールも含まれています。デザインの保存と整理のために5ギガバイトのクラウドストレージが提供され、複数の形式でダウンロードできます。また、デザインスキルの向上に役立つチュートリアル、ブログ、コースにもアクセスできます。
Canva Pro
Canva Proは年額120ドル(約1.7万円)、または単一ユーザーで月額15ドル(約2300円)です。Canva無料版と同じ機能に加え、100万点以上のテンプレートの利用が可能です。また、約1億3000万点のストック写真、グラフィック、フォント、動画、音声ファイルにアクセスできます。
ストレージオプションも5ギガバイトから1テラバイトまで拡張されます。おそらく最も重要な違いは、Proユーザーがよりカスタムな作業を可能にするブランド機能にアクセスできることです。Proでは、複数のブランドキットを作成し、デザインをテンプレートとして保存し、後で簡単に編集できます。
さらに、Proにはコンテンツプランナーが搭載されており、ソーシャルメディアマネージャーがプラットフォームから直接ソーシャルメディア投稿をスケジュールできます。また、より多様な形式で、透明な背景を持つ画像をダウンロードすることも可能です。
Canva Teams
Canva Teamsは3ユーザーで年額最低300ドル(約4.6万円)から始まり、ビジネスの成長に合わせて拡張できます。Canva Teamsは、小規模チーム、大規模組織、企業など、グループのコラボレーションを促進し、デザインプロセスを合理化します。
Canva Teamsには上記のすべての機能に加え、一貫したブランディングを確保するためにチーム全体でブランドキットを作成・共有する機能が追加されています。また、デザインプロジェクトの承認ワークフローを設定し、チーム専用の再利用可能なテンプレートを作成することも可能です。
より多くの機能が必要な場合、大規模なビジネス運営向けのCanva Enterpriseが利用可能です。料金は直接お問い合わせください。
Canvaの機能
Canvaには多くの価値ある機能があります。ビジネスに最も適用できる機能をいくつかご紹介します。
- ブランドキット:ブランドガイドラインを扱ったことがある人なら誰でも知っているように、一貫性を保つことは意外に難しいことです。Canvaのブランドキットを使用すると、企業はブランドカラー、フォント、ロゴを一箇所にアクセスしやすく保存でき、チラシ、プロフェッショナル動画、グラフィック、その他のブランド資産全体で一貫性を確保しやすくなります。
- コンテンツプランナー:Canvaでカスタムデザインを作成した後、コンテンツプランナーを使用してFacebook、Instagram、X、LinkedInにデザインを投稿できます。
- テンプレートライブラリ:テンプレートライブラリには数百万の例があり、Instagramグリッド投稿、リール、商品パンフレット、プレゼンテーションなどの作成を開始するのに役立ちます。
- マジックリサイズ:マジックリサイズ機能は、Instagram投稿をFacebookカバー写真に、またはFacebookカバー写真をブログ用のカスタム画像に変換できます。
Canva Connect(日本語未対応)でデザインプロセスを向上させましょう。このアプリは、ShopifyストアをCanvaに簡単に接続します。
商品画像や動画を即座にアクセスしてデザインにドラッグでき、時間を節約し、デザイン作業を簡素化します。
ビジネスでCanvaを活用する方法
マーケティング、デザイン、ブランディング、ピッチデッキ、ソーシャルメディアなどに関して、Canvaを活用する方法は数多くあります。
- ウェブサイトやブログのグラフィック作成:無料版でもPro版でも、Canvaのグラフィックデザイン機能はPhotoshopと同様の使い心地です。商品写真のレタッチ、ブログ投稿用の画像リサイズ、インフォグラフィックの作成などが可能です。
- プレゼンテーションやピッチデッキ用:Canvaテンプレートを使用して営業プレゼンテーションやピッチデッキを作成できます。
- ソーシャルメディアマーケティング:Canvaを使用してソーシャル資産を作成し、それらの資産を様々なソーシャルプラットフォームに表示するようスケジュールできます。
Canvaに関するよくある質問
Canvaのおもな使用用途は?
Canvaは様々な専門分野や機能領域で多くの用途がありますが、おもにグラフィックデザインプラットフォームとして使用されます。Canvaを使用して写真や動画を編集し、カスタムグラフィックをデザインし、その他の画像、テキスト、動画ベースのプロジェクトを作成または修正できます。
Canvaは本当に無料ですか?
はい、Canvaは無料です。より充実した機能セットを持つ有料版もありますが、Canvaの無料版にも多くの便利なツールがあります。
Canvaの利点は何ですか?
プラットフォームを使用してカスタムグラフィック、ポスター、動画、プレゼンテーションを作成できます。Canvaはチームコラボレーションにおいても大活躍します。企業は、一箇所ですべてを作成、編集、承認できます。また、ソーシャル投稿を作成し、一つのプラットフォームからすべてのチャンネルに投稿することも可能です。





