未経験でも安心！ShopifyでのECビジネスの始め方を解説

新しいビジネスを始めるにせよ、既存のビジネスをオンラインに移行するにせよ、ECサイトの立ち上げは急成長する販売チャネルを活用する機会です。しかし、最適なポジションを確保するためには、適切なプラットフォームが必要です。

飲料メーカーのBLK & Boldの共同創設者であるロッド・ジョンソンとセサール・パーネルは、ウェブサイトを作成する準備が整ったとき、あらゆる選択肢を検討しました。

「最初は少し実験をしました。WixやSquarespace、WordPressなどを試しました」とチーフ・バリューズ・オフィサーのロッドは言います。

最終的に、彼らはShopifyでビジネスを立ち上げました。その理由は、プラットフォームの包括的なEC機能と使いやすいデザインにあります。

「他の選択肢よりもShopifyを選んだ理由は、その直感的な使い勝手です」とロッドは言います。「他のソリューションはよりセグメント化されていることが多いですが、Shopifyは私たちにとって重要な要素を多く満たしていました。当時、私たちはブートストラップ起業家だったので、できるだけオーバーヘッドを削減することが理にかなっていました」。

ロッドは、市場投入までの時間を短縮したい起業家にShopifyを推奨しています。

「できるだけ少ない障壁で始めたいのであれば、Shopifyを利用することを強くおすすめします。すべてが一つの場所に揃っていますから」と彼は言います。

Shopifyを使えば、オンラインストアを数ステップでデザインし、立ち上げることができます。ここでは、ECビジネスの旅を始める方法を紹介します。

Shopifyストアの開設方法

1. Shopifyアカウントを作成する
2. 商品を追加する
3. テーマを選ぶ
4. サイトをカスタマイズする
5. カスタムドメインを追加する
6. 配送設定を構成する
7. 支払いを設定する
8. プランを選ぶ
9. ページを追加する
10. アプリを接続する
11. テスト注文を作成する
12. ストアを立ち上げる

この未経験者向けのShopifyチュートリアルに従って、オンラインビジネスを立ち上げましょう。

1. Shopifyアカウントを作成する

Shopifyにアクセスし、アカウントの設定を完了します。Shopify Basicプランは、3日間の無料トライアルから始まります。トライアルが終了した後、最初の3か月はわずか150円です。その後は、月額3,650円です。

アカウントからは、ECビジネスのコントロールセンターであるShopify管理ダッシュボードを探索できます。左側の縦メニューをクリックして、ダッシュボードの主要機能に慣れましょう。

オンラインストアのデザイン、マーケティングキャンペーンの作成、顧客情報の整理、在庫管理、パフォーマンスの監視のために、ダッシュボードに再度アクセスします。

2. 商品を追加する

ブラウザウィンドウの左側で「商品」を選択します。「商品を追加」を選んで、管理ダッシュボードの商品のセクションに移動します。

最初の商品タイトルと説明を入力し、画像をアップロードし、価格情報を追加します。商品カテゴリや、色やサイズなどの商品バリエーション、在庫管理単位（SKU）やバーコード情報も追加できます。

次に、販売チャネルを選択し、税金と在庫追跡オプションを設定し、商品の検索エンジンタイトルと説明を編集します。

最初の商品を追加したら、「保存」をクリックします。残りの商品を今追加することも、後でこの作業を保存することもできますが、最初にいくつかの商品を追加することを検討しましょう。これにより、デザインテーマを選ぶ際に商品表示オプションを試す際により効率的になります。

3. テーマを選ぶ

Shopifyのテーマは、ストアデザイン、組織方法、ストア機能を迅速に開始するための事前構築されたテンプレートです。

Shopifyテーマストアで、100以上の無料または有料テーマを探索できます。あなたのサイトに最適なものを選び、特定のブランドや機能要件に合わせてカスタマイズします。

セットアップガイドから「オンラインストアをカスタマイズ」を選択し、「テーマをカスタマイズ」をクリックします。管理ダッシュボードの上部に現在のテーマが表示されます。

「テーマライブラリ」にスクロールダウンし、「テーマを追加」をクリックしてから「テーマストアを訪問」をクリックします。ストアをブラウズし、「すべてのテーマ」を選択してライブラリ全体を表示するか、「コレクション」を選択してスタイル、機能、価格で結果をフィルタリングします。

気に入ったテーマを見つけたら、「テーマを試す」をクリックしてテーマライブラリに追加します。テーマライブラリに戻り、新しいテーマ名の下にある「公開」ボタンをクリックし、ブラウザウィンドウの右上隅にある「ストアを表示」をクリックしてデザインをプレビューします。

さまざまなテーマを試して、組織のニーズやブランドガイドラインに合ったものを見つけましょう。

4. サイトをカスタマイズする

セットアップガイドからテーマセクションに移動するか、ブラウザウィンドウの左側の縦メニューで「販売チャネル」、「オンラインストア」、「テーマ」を選択します。現在のテーマにスクロールダウンし、「カスタマイズ」をクリックしてサイトエディタを開きます。

このツールを使って、個々のページを編集し、コンテンツを追加し、テーマ設定をカスタマイズします。ページコンテンツを編集するには、ブラウザウィンドウの左側の縦メニューで「セクション」アイコンを見つけます。

次に、横メニューバーのドロップダウンリストからページを選択し、ライブウェブサイトエディタを使用して表示されるコンテンツを更新します。

サイト全体に変更を適用するには、縦メニューバーから「テーマ設定」アイコンを選択します。サイトビルダーは、ロゴ、色、タイポグラフィ、レイアウト、メディアなどの設定の包括的なリストを表示します。

それぞれをクリックしてテーマプリセットを確認し、変更を適用します。たとえば、見出しテキストのフォントをブランド基準に合わせて変更したい場合は、「タイポグラフィ」を選択し、「見出し」を選択して「変更」をクリックします。

5. カスタムドメインを追加する

あなたのドメイン名は、オンラインビジネスのURLです。ShopifyストアのデフォルトURLはmyshopify.comドメインです。このドメイン名に無料で追加することも、ユニークなURLを購入することも、GoDaddyなどのサイトから既に購入したカスタムドメインを接続することもできます。

ドメイン設定に移動するには、セットアップガイドに戻り、「商品を販売」、「カスタムドメインを追加」、「ドメインを追加」をクリックします。このセクションには、左下の「設定」をクリックしても移動できます。

ダッシュボードには、自動的に割り当てられたmyshopify.comのURLが表示されます。すでにカスタムドメインを所有している場合は、「既存のドメインを接続」をクリックし、オンラインストアに接続するための指示に従います。

まだドメインを所有していない場合は、「ドメインを購入」をクリックして、Shopifyからカスタムドメインを購入できます。通常はストア名のバージョンです。また、サードパーティのドメイン名登録業者からドメインを購入し、「既存のドメインを接続」ワークフローを使用して追加することもできます。

6. 配送設定を構成する

セットアップガイドに戻り、「ストア設定」を選択してから「配送料金を設定」を選択し、管理ダッシュボードの配送と配達セクションに移動します。

Shopifyは自動的に国内および国際配送ゾーンを追加します。これにより、配送料金が決定され、税金を徴収するのに役立ちます。Shopifyの税金徴収について詳しく知りたい場合は、Shopifyヘルプセンターを訪れるか、税務の専門家に相談しましょう。

管理ダッシュボードを使用して、ゾーンを追加または削除し、配送ポリシーに合わせて料金を調整します。たとえば、無料配送を提供する予定であれば、国内配達料金を0円に設定し、配送費用を商品価格に組み込むことができます。

また、配送方法を設定したり、注文処理をShopify Fulfillment Networkにアウトソーシングしたり、Shopify Shippingを使用してUPS、DHL Expressの実際の配送コストを計算したり、配送用の資材を注文したり、割引された配送ラベルを購入したりすることもできます。

7. 支払いを設定する

セットアップメニューから「設定」に移動し、「支払い」を選択します。ここでShopify Paymentsを有効にできます。

Shopify Paymentsを使用するマーチャントは、Shopify Payments、Shop Pay、PayPal Express、現金支払い、銀行振込で処理された支払いに対して取引手数料を支払う必要はありません。

ダッシュボードを使用して、Shopifyの承認された支払いゲートウェイのいずれかを接続したり、他の決済プロバイダーを接続したり、銀行振込、郵便為替、代金引換などの手動支払いオプションを設定したりすることもできます。

8. プランを選ぶ

セットアップガイドから「ストア設定」をクリックし、「プランを選択」を選びます。Shopifyは、Basic、Shopify、Advanced、Plusの4つのプランを提供しています。

一人でビジネスを管理する起業家向けのプランであるShopify Basicには、1つのユーザーアカウント、10の在庫ロケーション、POSシステム、24時間365日のチャットサポートが含まれています。月額料金は4,850円で、月ごとに請求されるか、年間契約で月3,650円です。

すべてのプランを比較し、月額サブスクリプション料金をShopifyサイトで確認します。プランを選択し、請求モデル（月額または年額）を選び、クレジットカード情報を入力します。後でプランを変更することもできます。

9. ページを追加する

Shopifyストアには、事前に構築されたホームページ、連絡ページ、チェックアウトページが含まれており、商品をストアに追加する際にShopifyが商品ページを作成して内容を入力します。

サイトビルダーでページコンテンツを編集し、左側の縦メニューで「設定」をクリックしてから「チェックアウト」を選択することで、チェックアウトページや顧客アカウント設定を構成できます。

また、ブランドストーリーを紹介する「About」ページや、キャリア機会を広告する「採用」ページなど、他のページタイプを追加することもできます。

ページを追加するには、「オンラインストア」を選択し、ダッシュボードの左側の縦メニューから「ページ」を選択します。次に「ページを追加」をクリックし、新しいページ情報を入力します。

10. アプリを接続する

アプリは、オンラインストアの機能を拡張できます。Shopifyアプリストアには、ストアや他の販売チャネルの管理、注文処理、ストアへのトラフィックを促進するための約10,000のオリジナルおよびサードパーティのアプリが含まれています。

アプリを接続するには、「設定」を選択し、「アプリと販売チャネル」を選択します。「Shopifyアプリストア」をクリックしてアプリストアにアクセスし、アプリをブラウズするか、名前や機能でアプリを検索します。

たとえば、検索エンジン最適化アプリを使用して、検索エンジン結果でのパフォーマンスを向上させることができます。

または、ドロップダウンメニューから「マーケティングとコンバージョン」セクションを選択して、ビジネスがオーガニックトラフィックを生成し、コンバージョン率を向上させ、平均注文額を増加させるのに役立つアプリのコレクションを表示します。

11. テスト注文を作成する

テスト注文は、チェックアウトプロセスが正しく機能していることを確認し、注文処理、在庫、配送設定が正しいことを確認するために重要です。

セットアップガイドに戻り、最後のセクション「オンラインストアを立ち上げる」に移動します。「テスト注文をする」をクリックして、Shopifyのテスト注文の指示を表示します。Shopify Paymentsを使用している場合は、テストモードで注文を行うことができます。

または、Shopifyのボーガスゲートウェイを使用するか、サードパーティの支払いプロバイダーから注文を行い、キャンセルすることもできます。いずれの場合も、チェックアウトページにアクセスし、顧客と同じ方法で注文を行います。

さまざまな支払い方法をテストし、異なるデバイスを使用して複数の注文を行うことを検討しましょう。また、割引コードをテストし、複数の配送先住所を入力して、サイトが税金を正確に計算していることを確認できます。

Shopifyのテスト注文チェックリストを参照して、ベストプラクティスのガイドを確認しましょう。

12. ストアを立ち上げる

Shopifyは、開発プロセス中に自動的にストアをパスワード保護します。立ち上げの準備が整ったら、セットアップガイドに戻り、「サイトを立ち上げる」をクリックし、「パスワードを削除」を選択します。

ホームページのタイトルとメタディスクリプション（検索エンジンのリストセクションに表示されるテキスト）を入力します。次に、SNSシェア用の画像を追加し、Googleアナリティクスを接続するか、該当する場合はMetaピクセルを追加します。

最後に、パスワード保護セクションまでスクロールダウンし、パスワードを削除して、ストアを一般に公開し、オンラインで商品を販売し始めます。